第二次世界大戦中の日本の最も恥ずべきページは何だったのか?


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神風特別攻撃隊、同様に味方の兵士の死を前提としたいわゆる特攻兵器、人間魚雷回天、人間ミサイル桜花その他の忌まわしい兵器です。

特にその犠牲者の大半が若者であり、まだ社会経験の浅い若者を洗脳して希望のない任務に就かせ、将来ある命を浪費させた罪を考えると、関わった人間全てが裁かれるべきだと思います。

中でも数多の特攻兵器が考案され、一部は実戦に投入されましたが、そのような兵器を平然と考案した開発者、軍上層部は、敵に対してではなく、同じ日本国民に対するジェノサイドを実行したに等しいと考えます。

もちろん状況次第では第二次世界大戦以前にも死を決して無謀な反撃をするような決死隊というのは存在しました。

しかしそれは死を決意して戦うという事で、必ずしも死ぬというわけではなく、目的遂行のために死を恐れないという意味でしかありませんでした。

それがエスカレートした背景には武器が発達して速度や爆弾の威力も上がり、突撃すれば自らも犠牲にならざるを得ないような面もありますが、これほど組織的に大量に味方の兵士に死を強要した例はないと思います。

アウシュビッツがユダヤ人に対する虐殺であれば、特攻は同じ日本人に対する虐殺だと断定しても間違いではありません。

また、世界的にも「カミカゼ」という言葉が自殺的なテロや攻撃の代名詞とされ、過激なテロリストの攻撃手段として定着した事を考えると、日本人が全世界的に与えた負の影響として本来なら反省すべき過去の汚点です。

言い過ぎかも知れませんが、911テロのような航空機を使った自殺攻撃も、考えようによってはカミカゼがあれほど大規模に世界に知られるようにならなければ起こり得なかった可能性もある、と言っては言い過ぎでしょうか?

一部の右翼勢力は特攻隊員の公開された遺書などを挙げて、扇情的に正当化していますが、当時の厳しい検閲を考えるととても若者達の本心とは思えません。

それらの全てを含めて本当に恥ずかしいページだと言えます。

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