城東の荘に宴す <崔敏童>
https://youtu.be/9MmSuDuC2bU?si=Q4glS8q1sQlIFQ1j https://youtu.be/zaRx-fAWuQ4?si=i-ZIDt5FGyDh1QLb https://youtu.be/u8FaIBG5G0k?si=38MQa3-XxWp8mBow https://youtu.be/w5Qqhzht9c8?si=JpmFDjjLWnHoyUEV https://youtu.be/TNAn0e0Nbxc?si=tNEGqbPPoEyLN1BB 城東の荘に宴す <崔敏童> 一年始めて有り 一年の春 百歳曽て無し 百歳の人 能く花前に向かって 幾回か酔う 十千 酒を沽うて 貧を辞する莫れ じょうとうのそうにえんす <さいびんどう> いちねんはじめてあり いちねんのはる ひゃくさいかつてなし ひゃくさいのひと よくかぜんにむかって いくかいかよオ じゅうせん さけをこオて ひんをじするなかれ 詩の意味 一年が終われば新しい年の春がおとずれてくれる。(春はこのように永遠に巡ってくるが)人間の寿命は百歳といわれるけれど、百歳まで生きた人は今まで一人もいない。 このように咲く花の前でお互いに酒を飲んで、いったい生涯のうちに何度酔うことができるだろうか。そう幾度もあるまい。(だから今日一日は存分に飲もう) 一万銭で酒を買ってこいよ。金がないとか貧相なことは口にしないでくれ。 語句の意味 城東荘 作者の従兄(いとこ=また兄、弟の説もある)の崔恵童が王維の輞川荘(もうせんそう)の対岸に建てた別荘で長安の東郊にあった玉山草堂 百 歳 人の寿命の上限 「荘子(そうじ)盗跖篇(とうせきへん)」に「人の上寿は百歳 中寿は八十 下寿は六十……」とある 十 千 千銭の十倍 美酒斗十千といって高価な酒 沽 買う 鑑賞 酒こそ人生の花 前二句が対句になっており、語調もよく分かりやすい。なかなか磊落(らいらく)な詩である。酔いしれることのできる日は人生でそうあるものではない、とは「荘子」の「下寿は六十」に続き「病痩・死哀・憂患を除けば 其の中 口を開いて笑うは一月のうち 四、五日に過ぎざるのみ」に基づく。財布のことは気にせず酒を買ってこいという。こういう捨て身の酒への向かい方は、多くの詩にある。 「曲江」(杜甫)には「毎...