絶句(一)両箇の黄鸝 <杜 甫>
絶句(一) <杜 甫> 両箇の黄鸝 翠柳に鳴き 一行の白鷺 青天に上る 窓に含む西嶺 千秋の雪 門に泊す東呉 万里の船 https://youtu.be/7TdlGpAvX98?si=d_4PD08wiQdTcAxe https://youtu.be/Yo9Y4IB3FHM?si=HqVVLyKQEOGnrpCc https://youtu.be/nqae6XCYdeM?si=9rmgZmKIxc0UTNWo https://youtu.be/zxKVIgCYVec?si=PFWKCQ0UR7MKZhgE https://youtu.be/qrfxVHrzy90?si=rHb8BO2ywDNHSCbJ https://youtu.be/0ZQYdUeOdUc?si=DgWYbdB-fBTS_c1U 唐代の詩人・杜甫(とほ)の代表作として広く知られる「絶句(四首のうちの第三首)」 です。この作品は、安史之乱が平定され、杜甫が四川省の成都の草堂に戻った際の喜びと、春の長閑で広大な風景を描いたものです。 [ 1 , 2 , 3 ] 【読み方】 両箇(りょうこ)の黄鸝(こうり) 翠柳(すいりゅう)に鳴き、 一行(いっこう)の白鷺(はくろ) 青天(せいてん)に上る。 窓(まど)に含む(ふくむ) 西嶺(せいれい) 千秋(せんしゅう)の雪、 門(もん)に泊す(はくす) 東呉(とうご) 万里(ばんり)の船。 【現代語訳】 つがいの(あるいは二羽の)黄鶯(コウライウグイス)が、青々とした柳の木の間で美しく鳴き交わし、 一列の白いサギが青空に向かって舞い上がっていく。 部屋の窓からは、万年雪を頂く西の嶺(岷山)の景色が絵画のように額に収まり、 門の前の川には、はるか東呉(長江下流の地)から万里の旅をしてきた船が停泊している。 [ 1 ] 【解説】 対句の美しさ :前半2句(起句・承句)は対(つい)になっており、黄鸝の「声」と「緑」、白鷺の「姿」と「青空」というように、色彩と聴覚・視覚のコントラストが見事に調和しています。 [ 1 ] 空間の広がり :前半が目前の「春の動」であるのに対し、後半2句(転句・結句)は窓辺の「遠景(千秋の雪)」と、門前の「静かな旅情(万里の船)」を描き、小さな空間から広大な時空へと視線が展開する名作で...