清平調詞(其の一) <李白>
https://youtu.be/vpTABVzYqTo?si=JUL2-_wqh7AmnI0w https://youtu.be/d6td82LP9kU?si=34CtoRA7MGaNxFN4 https://youtu.be/RJBsWFw4Ob8?si=lkEMXlfhsof3GNyB https://youtu.be/nth364WUwyU?si=id0oDHnGJBj32pwh 読み方 清平調詞(其の一) <李白> 雲には衣裳を想い 花には容を想う 春風檻を払うて 露華濃やかなり 若し 群玉山頭に 見るに非ずんば 会ず 瑶台月下に 向かって逢わん せいへいちょうし(そのいち) <りはく> くもにはいしょうをおもい はなにはかたちをおもオ しゅんぷうかんをはろオて ろかこまやかなり もし ぐんぎょくさんとうに みるにあらずんば かならず ようだいげっかに むかってあわん 詩の意味 この美しい五色の雲を見ると楊貴妃の衣装が思われ、牡丹の花を見ては美人のあでやかな容色が連想される。いま春風が沈香亭の欄干を吹き渡る中、光る露はこまやかにしっとりと輝いている。 このような美人は、西王母の住む群玉山のほとりでもお目にかかるのでなければ、きっと月光の降り注ぐ玉でつくられた宮殿で巡り合う人なのだろう(宮殿でしかお逢いできないでしょう)。 語句の意味 清平調詞 楽曲に合わせてつくられた歌詞 花 牡丹 楊貴妃をなぞらえる 露 華 光る露 花のような露 群玉山 古くから信仰された仙女の西王母が住んだという神話中の山の名 瑶 台 玉で造られた伝説の宮殿 美女が住む 「瑶」は玉を散りばめたさま 鑑賞 この世に比べるべき人もない楊貴妃の美しさ 玄宗皇帝が、長安の興慶宮での遊宴の際、楊貴妃と牡丹を賞でながら李白に作らせた歌である。この時、李白は翰林供奉(かんりんぐぶ)という役職で、それは皇帝の文書の草案作りや遊宴の時などに即興詩を作るなど、李白のために臨時に設けられた役職であった。作詩を命じられた李白もここで自分を売り込む好機と考えたか、美辞を連ねて褒め称えている。群玉山には伝説の美人が住んでいるが、さらに仙人が住む瑶台には超美人がいるという。そこに入って初めて貴妃のような美しい人に会うことができるというほど彼女はお...