欧米人の多くは、なぜ帝国陸軍といえば権威への盲従を連想するか?太平洋戦争中、日本兵は確実に死ぬまで上官に従うことで悪名高く、敵の心に「雄牛」「群れ」「蜂の巣」という好ましくないイメージを残した。Songkhlaさんのプロフィール写真

殺されなければならなかった日本兵を殺したのは故郷だった。

自分の一族の面子を保つ為に、喜んで出征する事を自ら演出しなければならないのは何故か。地域コミュニティとしての村は、出征して残された家族の生活を援助するが、其れはすなわち暗黙に家族を人質に取り、目立った戦功を立てずに帰省する事を許さない。さもなくば骨となって帰る事によって村の納得・同情を得るか。
そこには、当時の貧しい国力・村の経済力を背景に、村人を戦争と云う出稼ぎに出し、戦功を強い、得た戦果を以って御国への貢献と為し、その功を村に還元させる事に依って村民生活の安定を目論む皮算用が在ったのではなかろうかと想像させられてしまう。

泥棒ではなく、出稼ぎであるので、手ブラでは帰れない。送り出した方も慰問袋などを通じて激励しなければならない。お互いが努力を強いる相乗的な圧力に変わって行く。其れが巡って戦地に於いては陸軍の暴走や多くの玉砕に、国内では盲目的な戦争賛美へと繋がっていったのではなかろうかと考えさせられる。
当の世代にある程度の犠牲を払おうとも、子や孫の世代に渡す遺産が膨らむのであれば、涙を飲んで今を耐え忍ぼうと云う考えは日本人に根付いている意識ではなかろうか。

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