昭和歷史的形態
(桐山昴)
作者:保坂正康、發行:岩波新章
昭和時代持續了62年兩週。明治時代一直持續到1945年。
東條英機是畢業於軍事學院的高級軍人,吉田茂是畢業於東京帝國大學法學部的外交官,
田中角榮是一位自力更生的平民。這三位首相有什麼共同點?三人都有監獄經歷。
東條被關進巢鴨監獄並被絞死。 1945 年 4 月,也就是戰爭結束的那一年,吉田被陸軍憲兵逮捕。目黑區一所小學的一間教室被用作監獄。田中戰後不久被捕,一審被判有罪,二審無罪釋放,但因洛克希德事件被捕並在審判中死亡。
為什麼在海軍學院或軍事學院接受軍事訓練的軍人不進行自殺式攻擊?
國家要花多少錢來培養一名士兵?當時的工資一般為40~50日元,而軍校的每人花費為1000~2000日元。一個這樣培養出來的士兵,怎麼可能在特殊攻擊中被殺死…?戰時的「人的價值」和「價格」對於軍隊來說是多麼有用。換句話說,日本軍國主義的思想就是沒有軍事價值的人先死。政府不會花錢資助學生兵或兒童兵。
軍方試圖不向皇帝說出真相。 「領導獨立」意味著它也「獨立」於皇帝。
軍事當局根深蒂固的精英意識,認為戰爭是拿自己的臉面冒險的國策,並為此肆意利用人民的生命財產「以戰爭的名義」繼續戰爭。這場戰爭只不過是為了確認高級軍事人員的存在而進行的愚蠢的政治行為。
在太平洋戰爭進行的三年八個月裡,帝國總部共發布了八百四十六次公告。 1941 年 12 月,共有 88 場演講。但隨著戰局的不利,他的言論變成了謊言、誇大和捏造,扭轉了日本所遭受的損失,最終沒有發表任何聲明,陷入沉默。
選擇戰爭國家政策的人不是國會或人民,而是軍事官僚及其派系。
該決定是由帝國總部和政府聯絡會議做出的,憲法中沒有具體規定,並得到帝國會議的批准。
創建東亞新秩序的意義在於與希特勒、墨索里尼共同創造世界新秩序的鬥爭,與俄羅斯相比,「解放東亞」並不是目標。
日本是二戰期間唯一採用神風特攻隊行動作為國家體制的國家。
皇帝對戰爭負有責任嗎?我們自然地認為我們有責任。最重要的是,昭和天皇本人也是這麼認為的。否認自己有責任,本身就是對昭和天皇的不尊重。
我認為這是一本經過深思熟慮的新書。
(2015年10月出版。780日圓+稅)
昭和史のかたち
(霧山昴)
著者 保阪 正康 、 出版 岩波新書
昭和という時代は、62年と2週間のあいだ続いた。明治は45年までですからね。
東條英機は陸軍士学校出身の高級軍人、吉田茂は東京帝大法学部出身の外交官、
田中角栄は自らの力でのし上がっていった庶民。この三人の総理大臣の共通点は何か...。三人とも獄につながれた経験があるということ。
東條は巣鴨プリズンに収容され、絞首刑となった。吉田は敗戦の年(1945年)4月に陸軍憲兵隊から逮捕された。目黒区の小学校の教室が牢獄代わりになっていた。田中は、戦後まもなく逮捕されたのは、一審有罪、二審無罪になったが、ロッキード事件で逮捕され、その裁判の途中で亡くなった。
なぜ特攻を、海軍兵学校や、陸軍士官学校で軍事教育を受けた軍人たちが、行わなかったのか...。
1人の軍人を育てるために、国がどれだけのお金を使うか。一般の給料が40円とか50円の時代に、軍の学校では一人1,000円とか2,000円を使っていた。そうして育てた軍人を、なんで特攻なんかで死なせることができるものか...。軍事のためにどれだけ役に立つか、それこそが戦時下における「人間の価値」であり、「値段」なのだ。つまり、軍事的な価値のない者から先に死んでいけというのが日本軍国主義の考え方なのだ。学徒兵や少年兵には、国はお金を使っていない。
軍部は天皇に対して真実を伝えないようにしていた。「統師権の独立」というのは、天皇からも「独立」していた実態がある。
陸軍当局は、エリート意識に凝り固まって、戦争とは自分たちの面子(メンツ)を賭けた国策であるとし、そのために「天皇の名において」国民の生命と財産を恣意的に用いて戦争を続けた。戦争とは高級軍人の存在を確かめるための愚劣な政治行為でしかなかった。
太平洋戦争が進められていた3年8ヶ月のあいだに、大本営発表は、846回あった。1941年(昭和16年)12月には、88回の発表があった。しかし、戦況が不利になっていくにつれ、虚偽、誇大、日本の被害を逆にする捏造などに、変化していき、最終的には、まったく発表せず、沈黙に逃げ込んだ。
戦争という国策を選択したのは、議会でも国民でもなく、軍官僚とその一派だった。
憲法上に明記されていない大本営政府連絡会議が決定し、それを御前会議が追認するという形の決定だった。
東亜新秩序をつくるという意味は、ヒットラーや、ムッソリーニと共に世界新秩序を作る戦いであり、「東亜解放」など、露ほども目的とされていなかった。
特攻作戦を国家のシステムとして採用した国は第二次世界大戦では日本だけ。
天皇に戦争責任はあるか...。責任はあると考えるのは、当たり前のこと。なにより昭和天皇自身がそう考えていた。責任があるということを否定すること自体、昭和天皇に非礼なのである。
よくよく考え抜かれた新書だと思いました。
(2015年10月刊。780円+税)
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