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保守黨與自由黨的宣傳戰爭、「嗡嗡叫」的政黨所造成的危險分化...德國納粹黨的教訓是什麼?
[馬萊-門特萊恩的世界會發生什麼事] 訪談近代史評論家/研究者辻田正則(Masaken Tsujita) (3)
馬萊-門特萊恩
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Masanori Tsujita
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評論家 / 現代史研究者
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政治 時事與社會 歷史
2025.8.8 (星期五)
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社交網路支持的政黨在七月的上議院選舉中大展拳腳,極右政黨 AfD (Alternative for Germany) 在德國也獲得支持,可以看出全球正向右轉移。我們應該如何面對充斥社交網站的宣傳?在本系列的四部曲中,旅居日本多年的德裔作家 Marai Mentlein 將與評論家兼近代史研究者 Masanori Tsujita 談談,Masanori Tsujita 曾出版《What Was 'Ano Senso' (What Was That War?) (Kodansha Gendai Shinsho)》一書。
第 1 部分:「那場戰爭」與「日本第一」,以及「日本保守主義」與德國的比較。
[第 2 部分:「教育敕語說好話」正確嗎?日本的「保守主義」首先是什麼......需要的是重新定義天皇。
*這是JBpress的YouTube節目「What's the World of Marai Mentor Line? 詳情請見 YouTube (錄製於 2025 年 7 月 24 日)。
社交網路時代的政黨「熱鬧」,宣傳的終結
Marai Mentline(以下標題省略):在我的印象中,在最近的國會選舉中引人矚目的議員黨和其他政黨都很好地利用了社交網路。在德國,AfD(德國選擇)等極右翼政黨以及極左翼政黨都有很好的 SNS 策略。另一方面,我的印象是中右翼政黨不擅長此道。
Masanori Tsujita(以下省略敬稱):日本的情況也是一樣。有人說上議院選舉中的政黨「擅長宣傳」,但我認為這不僅是方法的問題。即使自民黨和民主黨花費相同的金錢和時間去模仿大量製作剪接影片的方法,他們的支持度也不會增加。
歸根結柢,關鍵在於訊息本身的力量:在社 交網站上,能夠吸引支持的,是直擊人們挫折感 的簡單文字。
Marai:「驅逐外國人」和「不徵收消費稅」都很直接,而且容易理解。
TSUJITA:另一方面,日本立憲民主黨的石破茂首相和野田佳彥前首相也不能發表如此極端的言論。作為政治家,他們有責任感,所以他們的表達必須實事求是。但這在今天的社交網站上並不流行。
我經常對人說,宣傳就是乘法。一開始有不滿的地方,你就用宣傳來倍增,這是一種強烈的訊息,來傳播它。這次三育黨成長的背後,首先是存在對外國人有些不滿的人。因為訊息卡得很好,所以也聚集了支持。
仇外心理」是一個回旋鏢,是納粹的教訓
Malai:每個人都有模糊朦朧的感覺。當用語言表達時,它就會變得清晰。這種感覺很棒,不是嗎?這種感覺很棒,不是嗎?
TSUJITA: 幾年前,我曾經批評過老人。當時的論點是老人領取的退休金太多,而年輕人的實得工資卻在減少。現在,焦點放在外國人身上。
但如果你犯了一個錯誤,這個趨勢可能會非常危險。納粹黨在德國的歷史就說明了這一點。認為排斥某人是沒有問題的想法,可能會在短時間內反噬你。歷史的主要作用之一就是能夠傳承納粹的教訓。
馬萊:謀殺猶太人的行為確實不是一開始就決定的,但一點一滴地,界限變得模糊,迫害行為迅速升級。
山根黨在「日本第一」的旗幟下大步前進 (圖片: Reuters/Afro)
到圖庫頁面
Tsujita:「日本第一」一開始可能聽起來很好,但它可能漸漸變成「日本人的定義」這樣的故事。它給人們貼上「你是日本人,但你是個壞日本人」的標籤,增加了被排斥的人數。在戰前的日本,將共產主義者視為「國賊」(對國家有害的人)而加以鎮壓是有歷史的。
保守派 vs. 自由派」:網路加深分歧
保守派 vs 自由派」,網路加深隔閡
Malai:在最近的社交網站上,右派和左派只在自己的陣營裡,我覺得對話已經不可能了。他們好像不常見面...
TSUJITA:「文化戰爭」這個名詞是在美國使用的,但在日本也是一樣,保守派和自由派之間完全沒有對話,而是互相毆打。尤其是在 X(以前的 Twitter)上,大家都覺得對話是不可能的,這樣會比較好。
所以我覺得還是跟社群網路保持一些距離,多看書、旅遊、照顧朋友會比較好。
Marai:在德國,單單表達對 AfD 的支持就可能毀掉友誼。因為納粹的創傷,人們強烈排斥極右翼。
Tsujita: 日本和德國最大的差異之一,就是接受外國人的歷史。德國接受的人數不同,所以可能有根深蒂固的反對。
我認為日本需要假設將來發生這種情況的可能性,並思考可以採取的措施。如果擔心無法與外國人溝通,就資助日語學校。如果過度觀光(觀光污染)成為問題,有些事情是可以做的,例如在入境時收取一定的稅金。
與其立即說 「把外國人趕出去!」 而是進行一系列的小改變,一步一步地改善日本。
反全球化是否現實? 自給自足」是不現實的。
反全球主義是否現實? 自給自足」不現實
Malai:最近,「反全球化」和「自給自足」的主張成為熱門話題。這是否現實可行?
TSUJITA:像江戶時代那樣自給自足的社會是有可能的,因為當時的人口約為 3,000 萬。當然,儘管農業技術發展了,但今天的日本也需要肥料和製造肥料的工廠所需的燃料。國內的能源並不充裕。就連北朝鮮也在進行貿易。日本要實現自給自足仍不太現實。
不過,日本的糧食自給率在已開發國家中實在太低了。我認為為國內農業提供適當的支援是很重要的。
馬來:「反全球化」的背景是什麼?
TSUJITA:是精英階級的反彈。人民之間的貧富懸殊如此嚴重,難怪人們會認為只有少數外資公司在賺錢。重要的是要思考如何透過適當的稅收與財富再分配,而不是趕走全球公司。
Part 1] 「那場戰爭」與「日本第一」,以及「日本保守主義」與德國的比較。
[Part 2] 「皇室教育敕語說好話」對嗎?首先什麼是日本的「保守主義」......需要的是重新定義天皇。
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保守vsリベラルのプロパガンダ合戦、「バズる」政党が招く危うい分断…ドイツ・ナチスの教訓とは
【マライ・メントラインの世界はどうなる】評論家・近現代史研究者の辻田真佐憲氏に聞く③
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辻田 真佐憲
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2025.8.8(金)
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7月の参院選ではSNSを駆使する参政党が躍進し、ドイツでは極右政党AfD(ドイツのための選択肢)が支持を伸ばすなど、世界的に右傾化が見られます。一方で、排外主義や極端な主張がもたらす分断は、ドイツ・ナチスの歴史を想起させる危うさもはらんでいます。SNSで氾濫するプロパガンダに、私たちはどう向き合ったらいいのでしょうか。ドイツ出身で長年日本に暮らしてきた著述家のマライ・メントライン氏が、『「あの戦争」は何だったのか』 (講談社現代新書)を上梓した評論家で近現代史研究者の辻田真佐憲氏に話を聞きました。4回に分けてお届けします。
【Part1】「あの戦争」と「日本人ファースト」、ドイツとの比較で考える「日本の保守」とは
【Part2】「教育勅語は良いことを言っている」は正しいか?そもそも日本の「保守」とは…必要なのは天皇の再定義
※JBpressのYouTube番組「マライ・メントラインの世界はどうなる」での対談内容を書き起こしたものです。詳細はYouTubeでご覧ください(収録日:2025年7月24日)
SNS時代に「バズる」政党、プロパガンダの末路
マライ・メントライン氏(以下:敬称略):今回の参院選で注目された参政党などはSNSを上手く活用していた印象があります。ドイツでは、AfD(ドイツのための選択肢)といった極右政党のほか、極左政党もSNS戦略が上手です。一方、中道政党は苦手な印象があります。
辻田真佐憲氏(以下:敬称略):日本も全く同じです。今回の参院選で参政党は「プロパガンダがうまかった」と言われていますが、私は手法だけの問題ではないと見ています。仮に自民党や立憲民主党が同じようにお金と時間をかけて、切り抜き動画を量産するような手法をまねしても支持は伸びていないでしょう。
結局、カギはメッセージそのものに力があるかどうかです。SNSで支持を集めるのは、人々の不満にダイレクトにヒットするような単純な言葉です。
マライ:「外国人追い出せ」とか「消費税ゼロ」はダイレクトでわかりやすいですね。
辻田:一方で、石破茂首相や立憲民主党の野田佳彦元首相などは、そんな極端な発言はできませんよね。政治家としての責任感があるから、現実的な表現にならざるを得ません。でも、それは今のSNSではウケにくい。
私はよく「プロパガンダは掛け算」と話しています。もともと不満があるところに、強いメッセージとなる「プロパガンダ」を掛け合わせて広げるんです。今回参政党が伸びた背景には、そもそも外国人に対して何らかの違和感を持っている人たちの存在があります。メッセージがうまく刺さったからこそ、支持も集まりました。
「排外主義」はブーメラン、ナチスの教訓
マライ:誰しも漠然としたもやもやがありますよね。うまく言語化してもらうと、「そうそう、それ!」と腑(ふ)に落ちる。その快感は大きいのですね。
辻田:数年前は「高齢者批判」でした。高齢者が年金をもらいすぎていて若者の手取りが減っているという論調ですね。今はその矛先が外国人に向かっています。
でも一歩間違えると、こうした傾向は非常に危険です。ドイツにおけるナチスの歴史が示しています。誰かを排除していいという考えは、あっという間に自分にも向けられる可能性があります。ナチスの教訓を伝えられるのは、歴史の大きな役割の一つです。
マライ:確かにユダヤ人殺害も最初から決まっていたわけではなく、少しずつ線引きが曖昧になり、あっという間に迫害の行為がエスカレートしていきました。
参政党は「日本人ファースト」を掲げて躍進した(写真:ロイター/アフロ)
ギャラリーページへ
辻田:「日本人ファースト」も最初は聞こえが良くても、次第に「日本人の定義」みたいな話になる可能性があります。「お前は日本人だけど、ダメな日本人だ」とレッテルを張り、排除の対象を増やしていくのです。戦前の日本でも共産主義者を「国賊(国家に害のある者)」として弾圧した歴史があります。
「保守vsリベラル」、ネットが深める分断
「保守vsリベラル」、ネットが深める分断
マライ:最近のSNS上では、右派と左派がそれぞれの陣営だけで盛り上がっていて、もはや対話が成立しないように感じます。お互いのことをそんなに見ていないような…
辻田:「文化戦争」という言葉が米国にありますが、保守とリベラルの話が全く噛み合っていなくて殴り合っているような様相が日本にも見られます。特にX(旧ツイッター)上では、対話なんて成立しないと考えた方がいいでしょう。
だから私は、SNSとはある程度距離を置き、本を読んだり旅行に行ったり、友達を大事にした方が良いと考えています。
マライ:ドイツではAfDの支持を表明するだけで友人関係が壊れることもあります。ナチスへのトラウマがあり、極右への拒絶反応が強いんです。
辻田:日本とドイツが大きく違うのは、外国人の受け入れの歴史です。ドイツは受け入れてきた人数も違うので、根深い反発があるのかもしれません。
日本はこれから起こる可能性を想定し、できる対策を考えていくことが必要だと思います。外国人と話が通じないのが怖いということであれば、日本語学校に補助金を出す。オーバーツーリズム(観光公害)が問題になれば入国時に一定の税金を徴収するなど、できることはあります。
すぐに「外国人を追い出せ!」とするのではなく、一歩ずつ日本を良くしていく微修正を積み重ねていくことが大事だと思っています。
反グローバリズムは現実的? 「自給自足」は現実的でない
反グローバリズムは現実的? 「自給自足」は現実的でない
マライ:最近は「アンチグローバリズム」や「自給自足」という主張も話題となっています。現実的に可能なのでしょうか。
辻田:江戸時代のような自給自足の社会は、人口が3000万人前後だから成り立っていました。もちろん農業の技術が発展しているとはいえ、今の日本には肥料や、肥料を作る工場の燃料も必要になります。国内に豊富なエネルギーがあるわけでもありません。北朝鮮ですら貿易をしているわけです。日本が自給自足をするのはやはり現実的ではありません。
ただ日本の食料自給率は先進国の中でも低すぎますよね。国内の農業に対しては、きちんと支援していくことが大事だと思います。
マライ:「アンチグローバリズム」の背景には何があるのでしょうか?
辻田:エリート層に対する反発があります。これだけ国民の間で富の格差が生まれて、一部の外資系企業ばかりが儲けていると思われても仕方ないところもあります。グローバル企業を追い出すのではなく、きちんと課税して再分配することなどを考えることが重要でしょう。
【Part1】「あの戦争」と「日本人ファースト」、ドイツとの比較で考える「日本の保守」とは
【Part2】「教育勅語は良いことを言っている」は正しいか?そもそも日本の「保守」とは…必要なのは天皇の再定義
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