07衰落的自由派,光靠「護憲」已到極限……

衰落的自由派,光靠「護憲」已到極限……
極右與極左在「推し活」(應援活動)政治中吸引支持,這樣真的好嗎?
【馬萊‧門特萊因的世界將何去何從】——訪評論家、近現代史研究者辻田真佐憲(第四回)
2025年8月12日(週二)
馬萊‧門特萊因(文筆家)
辻田真佐憲(評論家/近現代史研究者)


7月的參議院選舉中,共產黨席次減少,立憲民主黨也只是勉強守住席次。左派、自由派政黨的人氣停滯不前,反倒是善用社群媒體的「第三極」政黨(如參政黨)擴大了支持,特別是在年輕人之間存在感迅速提升。過去以「護憲」為核心號召支持的自由派勢力,如今正站在重大分岔路口。衰退中的自由派勢力,還有活路嗎?旅日多年的德國籍作家馬萊‧門特萊因,訪問了剛出版《那場戰爭是什麼?》(講談社現代新書)的評論家、近現代史研究者辻田真佐憲,分四回刊出。

  • 【第一回】從「那場戰爭」與「日本人優先」談起,與德國比較思考「日本的保守」

  • 【第二回】「教育敕語說得不錯」這句話對嗎?日本的「保守」究竟是什麼——必要的是天皇的再定義

  • 【第三回】保守 vs 自由派的宣傳戰、「爆紅」政黨帶來的危險分裂……德國納粹的教訓

※本文為 JBpress YouTube 節目《馬萊‧門特萊因的世界將何去何從》訪談內容的文字稿,詳情可在 YouTube 收看(錄製日期:2025年7月24日)。


存在感消失的自由派,打動不了年輕人的「護憲」
馬萊‧門特萊因:右派政黨的崛起相當明顯,相對地,自由派勢力似乎每況愈下。這背後的原因是什麼?

辻田真佐憲:日本的自由派過於依賴高齡選民。左派政黨原本在高齡層支持度很高,但這個族群正在逐漸減少。這次參議院選舉中,共產黨等政黨席次都有所下降。

 以維護憲法第九條為主張的「護憲派」曾是左派的核心,但如今光是守住條文,說服力已經不夠。若要讓憲法精神符合時代發揮作用,就必須不斷檢視與調整。

 當右翼喊著「復活教育敕語」,左翼堅持「憲法永久不變」時,這種僵化的論戰,自然讓年輕世代轉而被那些更關注現實政策、例如有望提升薪資的政黨吸引。本次雖然立憲民主黨保住了席次,但若不改變訴求焦點,日本的左派自由派今後只會進一步萎縮。

馬萊:德國也有類似現象。中間偏左的社會民主黨已經變成老人政黨,年輕人不再支持。結果,部分年輕人轉向更激進的左翼。

 此外,中間偏右與中間偏左長年組成大聯合政府,即便推出好政策,也會出現究竟是誰的政策不明確的弊病。

SNS時代中間派的模糊化,極右與極左候選人的「吸睛」優勢

辻田:在日本也有可能出現同樣的情況。假如自民黨與立憲民主黨組成聯合政府,中間偏右與中間偏左的界線就會變得曖昧,雙方的存在感都可能消失。結果,不滿現狀的選民就會流向更極端的左右兩端。
 日本左派雖然有共產黨這個組織,但由於組織體質上的問題,對年輕人來說,多少有種不易參與的印象。或許在日本,至今還沒有一個能吸引年輕人、氣勢強勁的左派政黨。


勢頭不再的左派?(照片:つのだよしお/アフロ)

馬萊:在德國,左派政黨在選舉期間,會用「只要使用這個制度,電費和房租就能變便宜」這樣的口號,挨家挨戶拜訪,並拍下畫面上傳到社群媒體。我認為這種「呈現方式」對年輕人特別有吸引力。

辻田:在日本,如果能把宣傳有效地傳達給心懷不滿的群體,也一定能爭取到支持。不過,日本的情況還有「外貌至上主義(Lookism)」的問題,在社群媒體上特別能吸引關注的是年輕的女性候選人。因為不但可以看到賞心悅目的影像,最終還可能轉化為投票支持。我想這是一個影響選舉走向的趨勢。德國的情況如何呢?

馬萊:確實如此。德國另類選擇黨(AfD)的共同黨首愛麗絲・魏德爾(Alice Weidel)就是女性,而且公開自己是同性戀者,據說還在瑞士有住所。雖然與傳統的保守派形象不同,但如果黨首具備這樣的背景,即便是極右政黨,也會讓一些人覺得「應該不會做出太離譜的事吧」。


「情緒經濟」的陷阱,歷史敲響的警鐘

辻田:現在的政治環境有個很大的特徵,就是所謂的「テンション・エコノミー(情緒經濟)」。意思是說,在資訊爆炸、注意力競爭激烈的時代,能夠製造情緒高潮、引發興奮與憤怒的政治人物或政黨,更容易獲得關注與支持。

 但是,這種做法的問題在於,它往往犧牲了政策的深度與複雜性,只追求即時的情感刺激。短期內雖然有效,但長期來看會造成政治的空洞化與社會的分裂。歷史上,不少國家在類似氛圍下走向極端,例如 1930 年代的歐洲,就是最典型的警示案例。

馬萊:沒錯,當政治淪為情緒表演,就很容易被煽動與操縱,尤其在社群媒體的加速下,極端言論比理性討論更容易「爆紅」。一旦這種情緒推動的政治邏輯佔了上風,民主制度就會面臨嚴重的壓力與侵蝕。

辻田:所以,我們現在應該更警惕這種「看似娛樂、實則危險」的政治模式,否則歷史的錯誤很可能再次上演。



「注意力經濟」的陷阱,歷史敲響的警鐘

辻田:如今已經進入一個只看短影片就決定政治家好壞的時代。要是追星偶像還情有可原,但政治是依循完全不同原理運作的。我們必須重新教導年輕世代,讓他們了解政治的複雜性。

馬萊:最近我感覺,有越來越多所謂「商業右翼」——刻意以右派言論與立場作為賣點,藉此吸引人氣的政治人物。德國也有這種傾向。對於這種現象,你怎麼看?

辻田:在日本,過去右翼給人的印象,是開著宣傳車大聲吼叫的人。但從 2000 年代開始,「保守」這個詞帶來了更精緻的形象。以前社會普遍認為「左派才是知識分子」,但在民主黨政權失敗之後,風向變成「保守派看起來更帥,也更務實」。於是,就出現了一批想搭這股風的「商業右翼」。

馬萊:我認為德國另類選擇黨(AfD)的領導層,也屬於「商業右翼」。因為他們的生活方式與主張完全相反,只是靠發表極端言論來吸引支持,最後爬上黨內高位。但我擔心,這些尖銳的右翼聲音擴散開來後,社會會逐漸形成一種「說排外言論也沒關係」的氛圍。

辻田:這就是所謂的「注意力經濟」。有些人其實並不真正這麼想,但因為這樣說能「爆紅」,就說了出口,結果反而在社會上引發連鎖影響,形成負面循環。戰前的日本也一樣,報紙煽動戰爭,最後把國家推向毀滅。

 如果只是想眼前賺錢,激進的言論當然更容易賺到錢。但關鍵是——這會對社會造成什麼影響?我們必須從日本的戰爭歷史,以及納粹德國的歷史中吸取教訓。



你要我接著翻譯最後那一段**「テンション・エコノミー(情緒經濟)的陷阱,歷史的警鐘」**嗎?




如果你需要的話,我可以幫你把第二部分「SNS時代的中間派模糊化、極右與極左的候選人更吸睛」也接著翻譯。你要我繼續嗎?


凋落するリベラル、もう「護憲」だけでは限界に…極右と極左に支持が集まる「推し活」政治でいいのか?
【マライ・メントラインの世界はどうなる】評論家・近現代史研究者の辻田真佐憲氏に聞く④
2025.8.12(火)
マライ・メントライン
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辻田 真佐憲
辻田 真佐憲
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7月の参院選では、共産党が議席数を減らし、立憲民主党も議席維持にとどまりました。左派・リベラル政党の人気が停滞する一方、参政党などSNSを巧みに活用する「第三極」が支持を広げ、若者を中心に存在感を高めています。これまで「護憲」を軸に支持を集めてきたリベラル勢力は、いま大きな岐路に立たされています。凋落するリベラル勢力に活路はあるのでしょうか。ドイツ出身で長年日本に暮らしてきた著述家のマライ・メントライン氏が、『「あの戦争」は何だったのか』 (講談社現代新書)を上梓した評論家で近現代史研究者の辻田真佐憲氏に話を聞きました。全4回に分けてお届けします。

【Part1】「あの戦争」と「日本人ファースト」、ドイツとの比較で考える「日本の保守」とは
【Part2】「教育勅語は良いことを言っている」は正しいか?そもそも日本の「保守」とは…必要なのは天皇の再定義
【Part3】​保守vsリベラルのプロパガンダ合戦、「バズる」政党が招く危うい分断…ドイツ・ナチスの教訓とは

※JBpressのYouTube番組「マライ・メントラインの世界はどうなる」での対談内容を書き起こしたものです。詳細はYouTubeでご覧ください(収録日:2025年7月24日)

存在感失うリベラル、若者に響かない「護憲」
マライ・メントライン氏(以下:敬称略):右派政党の躍進が目立つ一方、リベラル勢力は下火になっているように見えます。その背景には何があるのでしょうか。

辻田真佐憲氏(以下:敬称略):日本のリベラルは高齢者に頼りすぎました。左派政党ほど高齢者層の支持が厚かったのですが、その支持層が徐々に減っています。今回の参院選では、共産党などが議席を減らしました。

 憲法第9条を守る「護憲派」が左派の柱でしたが、もはや守るだけでは説得力が弱いと思います。憲法の精神を時代に合わせて生かすには、絶えず見直していく必要があるのではないでしょうか。

 右翼が「教育勅語の復活」、左翼が「憲法の永久維持」といった硬直した議論ばかりでは、若い世代がもっと現実的な政策、例えば自分たちの賃金を向上してくれそうな政党に魅力を感じるのは当然です。今回、立憲民主党が議席を維持したとはいえ、訴求ポイントを変えていかなければ、日本で左派リベラルは今後ますます縮小していくでしょう。

マライ:ドイツでも同様の傾向があります。中道左派の社会民主党がお年寄り政党になってしまい、若者の支持が集まらなくなりました。その結果、若者の一部はより左に流れていっています。

 さらに、中道右派と中道左派が長年連立を組み続けたことで、何かいい政策が出ても結局どちらの政策かが不明瞭になる弊害も起きています。

SNS時代にぼやける中道、映える極右・極左候補
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SNS时代にぼやける中道、映える极右・极左候补

辻田:それは日本でもあり得ますね。仮に自民と立宪人民党が连立したら、中道右派と中道左派の境界が暧昧になり、どちらの存在感もなくなる可能性はあります。结果として、不満を持つ有権者はより极端な左右の方向に流れることになるでしょう。
 日本の左派には共产党という组织はありますが、组织体质の问题もあり、若者からするとちょっと参加しづらいイメージもあります。仓库では、若者から人気を集めるような势いのある左派政党は日本にはまだないのかもしれません。
势いのある左派なくなった?(写真:つのだよしお/アfuro)
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マライ:ドイツの左派政党が选挙时に「この制度を使えば、电気代や家佣が安くなります」と家庭を访ねて、その姿を影撮して、SNSに投稿するようなことがありました。そうした「见せ方」が若者に响いているのだと思います。
辻田:日本でも不満のある层に対し、うまくプロパガンダを届けられれば支持は得られるはずです。ただ日本の场合は「ルッキズム(外见至上主义)」の问题もあり、SNS映えする若い女性候补者が强い趋にあります。见栄えのいい人の动画が见られるし、最终的な投票にも系がるという流れがあるのではないかと见ています。ドイツはどうですか?
マライ:确实かに、AfD(ドイツのための选択肢)の共同党首arisu・ワイデル氏も女性で、同性爱者であることを公表し、suuisuにも居住拠点を持っていると言われています。の重构とは违う気がしますが、そうしたプロィールを持つ党首であれば、极右政党だとしても「そこまで変なことはしないのではないか?」と受け止められる侧壁もあるようです。




「アテンション・エコノミー」の罠、歴史が鳴らすアラート
辻田:今やショート動画を見て政治家を判断する時代になっています。アイドルの推しならまだしも、政治は別の原理で動くものです。政治の複雑さをちゃんと若い世代に教え直す必要があります。

マライ:最近では、あえて右派的な発言や立場を売りものにして人気を集めることを目的とするような「ビジネス右派」も増えている印象です。ドイツでも、そうした傾向は感じられますが、こうした動きをどう見ていますか。

辻田:日本でも、かつて右翼は街宣車に乗って怒鳴っているような人のイメージが強かったですが、2000年代以降は「保守」という言葉で洗練された印象になりました。昔は、「左派はインテリ」のようなイメージがありましたが、民主党政権の失敗もあり、「保守」の方が「格好いいし現実的に考えているのでは?」という風潮に変わってきました。その波に乗ろうとする「ビジネス右派」が確かに出てきています。

マライ:ドイツAfDのトップも「ビジネス右派」ではないかと見ています。自身のライフスタイルと真逆の主張をしているわけですから。極端なことを言って人気を集めてトップにはい上がったわけです。でも、こうした尖った右派が広がることで、いつの間にか社会全体で排外的なことを言ってもOKという風潮になってしまうことを懸念しています。

辻田:「アテンション・エコノミー」ですね。本当は思ってないけど「バズる」から言ってしまうわけですが、結果的に社会に影響を及ぼしてしまうという負の連鎖が生まれています。戦前の日本でも、新聞が戦争を煽り、最終的に破滅に向かいました。

 目先のお金を稼ごうとすれば、過激な発言の方が儲かるでしょう。でも、それが社会にどのような影響をもたらすか。日本の戦争の歴史やナチス・ドイツの歴史をから学ぶ必要があります。


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