意外と知らない、日本の人口は2100年には明治時代後半と同じくらいになるという「未来」
じつは、いつの間にか日本は「単独(ひとり)世帯が一番多い」国になっていたことをご存知でしょうか。
今、ひとり世帯の現代人が密かに気になっている「ひとりで死んだらどうなるのか?」「死ぬ前に何をしておけばいいのか?」「死亡届の「届出人」は誰がなるのか?」「引き取り手のない遺体はどうなるのか?」……
注目の新書『おひとりさま時代の死に方』では、意外と知らない制度のことから誰にも聞けない悩みまで、国内外メディアから取材殺到の第一人者がぜんぶ答えます!
【推薦、続々!】
樋口恵子さん「この本を読めば、ひとりでも幸せに死んでいける!みんなが安心できる本です」
高橋源一郎さん「人は誰もが死ぬ。ぼくもあなたも。わかっているのはそれだけ。どうやって? どんなふうに? ならば井上さんに訊ねよう。きっとすべてを教えてくれるから」
(本記事は、井上治代『おひとりさま時代の死に方』の一部を抜粋・編集したものです)
別の国になる過渡期
私の講演を聞いた人が、「印象的だった」という図と説明がある。
図表1は、日本の1000年代から(推計値も含めて)2100年までの総人口の推移を概観している。日本の人口は、2004年をピークに、今後100年間で明治時代後半の水準に戻っていくことがわかる。この変化は、他に類を見ない極めて急激な人口減少である。
また図表2は、長谷川敏彦氏(一般社団法人未来医療研究機構代表理事)が唱える「人口遷移論」である。よく見ると、二つの安定した時期が読み取れる。
一つは明治維新~1970年まで。もう一つは2050~2110年以降である。前者は50歳以上の割合が15~20%と少なく安定している。これを「19世紀型」とし、後者は50歳以上の割合が約60%と多い数字で安定している。これを「21世紀型」と名づけた。この二つの中間にあたる1980~2050年が、別の社会に塗り替わる「過渡期」である。私たちはいま、この大転換期にいる。
例えば2040年に65歳になる人は、女性の20%が100歳まで生存し、男性の42%が90歳まで生きるという。人生100年時代が本格的に射程に入ってきたといえるだろう。
さらに死亡者数は、2020年137.2万人だったものが2040年には166.9万人と推計され、この20年間で約30万人もの増加が見込まれている。
葬送分野では、継承を前提としない墓が出現したり、儀式をせず火葬だけの直葬や1日葬がその数を増やしたり、墓をつくらない散骨まで登場した。これは次の社会への前兆に過ぎない。まだまだ変化していくことだろう。
つづく「結婚しない・できない人がこんなに増えている…「ひとり世帯」が一番多い「驚くべき事態」」では、近年クローズアップされるようになってきた“おひとりさま”問題について紹介していく。

![[画像] 意外と知らない、日本の人口は2100年には明治時代後半と同じくらいになるという「未来」](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/1/8/189d3_1413_03bb06ab_2a071704.jpg)
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