父が若い頃日本に移民としてやって来た当初、まだあまり日本語が分からない時期に交通事故に遭い、警察に事情聴取を受けたことがあるそうです。
歩行時の自動車との接触事故で幸い一見する限り入院するほど大惨事ではなかったものの、どちみち病院で検査を受ける必要があるため警察官が父に負傷の様子を伺ったところ、日本語が分からない中国人だと判明。
困った職員が漢字なら分かるだろうと筆談で
「怪我?」
と書いて父に見せたそうです。
そこで父は青ざめ、必死に首を横に振り、違う!違う!と実際ケガをしているにも関わらず否定!
そうです、現代中国語では
「怪我 guai4wo3」は
「私(自分)のせい」
という意味になり、自動車側の不注意で事故に巻き込まれた父としてはこっちの過失ではない!と必死に主張した、というオチでした。
こんなに綺麗に真逆の意味になるんだね、と今でも思い出してたまに笑っています。
またもう一つ、中国の親戚、友人、知らない屋台のおばちゃんにさえも地域問わず百発百中でウケる鉄板の持ちネタがあります。
千葉県の地名 我孫子(あびこ) です。
直訳すると文字通り「私の孫」になるわけですが、まさか地名だとは思わないため実在の都市だと説明すると何故こんな名称を地名に付けたんだ?と皆一様に半笑いになります。
個人の感覚では日本語で abiko と口にする分には何とも思わないですが、中国語読み(wo3sun1zi)をした途端意味合いの方が先に出てきてしまい思わずニヤリとしてしまいます。
そしてちょうど先日千葉県我孫子市を通った際こんな地名が…
我孫子市我孫子妻子原(あびこしあびこさいしばら)です。地元の方には申し訳ないですが、もはや狙っているとしか思えません…。

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